白と黒の境界線

美少女ゲームの感想と考察を書きます。更新は不定期。

終末の過ごし方

終末の過ごし方、攻略完了しました。

シンプルで短いながら、非常に丁寧に作りこまれていました。

面白いわけでも、感動したわけでもありません。ですが、この儚さは忘れる事ができません。

キャラの声はありませんが、その分を音楽で補っているので十分かと。

システムは最低限のものしか備わっていませんでした。まぁ1999年のエロゲなので仕方ない。

 

 

以下個人的な感想

終末世界を綴ったエロゲは沢山あります。そのたくさんの作品とこの作品が違うところは、淡々といつもの「日常」の延長上を退屈な週末に向けて生きようとする様子を書いているというところではないでしょうか。優しい雰囲気のまま世界の終わりを迎えるお話、彼らのいつもとほとんど変わらない1週間を描いたお話にとても好感を覚えました。

 

真実がもっとも苛烈である。

誰かが言っていた。

これから、オレたちはその苛烈さを味わうことになるだろう。

でも──  2人だから、何とかなると思う。

ごきげんよう、さようなら。

                                ────良い終末を。

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