白と黒の境界線

美少女ゲームの感想と考察を書きます。更新は不定期。

天使のいない12月

天使のいない12月、攻略完了しました。

至高のCGと美しいギターサウンドのコラボレーション。願ったのは束の間の安らぎ 叶ったのは永遠という贖罪のテーマに合った読み応えのあるシナリオで、これぞ「18禁ゲーム」というべき作品でした。

人を選びますが、リアリティのある話が好きな方にはおすすめできる作品です。

以下個人的な感想。

 

キャラの言動が青臭すぎる、バッドエンドも作り込んでほしかった、主人公うざい、Hシーンが量産型、バッドエンドともグッドエンドとも言い難い終わり方など不満点も数多くあります。
ですが、主人公に感情移入しようとしてプレイするのではなく、作品内の登場人物を第三者的に眺めながらプレイするとその深さが分かるはず。
こんなふうにきれいに諦められたら…というifは、それだけで素晴らしいエンターテインメントになりえるのです。

最後に、心にきたセリフを残して終わろうかと。

麻生 明日菜

「自分にできないことあるくらいで、自分を見失わないで」

「むしろ、よかったじゃない。これから、自分のできることを探せる、作ることができるんだから……」f:id:erogeImpression:20200331005745p:imagef:id:erogeImpression:20200331005726p:image